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『ロッキー』
第71回『ロッキー』("Rocky", 1976)

ストーリー:しがない四回戦ボクサーのロッキー(シルベスター・スタローン)は、ボクシングだけでは食べていけず、借金の取立屋で生計をたてていた。唯一の楽しみは、好意を寄せるエイドリアン(タリア・シャイア)が働くペットショップに立ち寄ること。あるとき、アメリカ建国200年祭のイベントとして、世界タイトルマッチに無名の選手を挑戦させる計画が持ち上がり、ロッキーがその挑戦者に指名される。勝てるはずがないと分かっていても、リングに立つ決意をするロッキー。そしてエイドリアンやトレーナーの力を借りて激しいトレーニングを積んだロッキーは、完全無欠のチャンピオン、アポロとの過酷な試合に挑む−

『ロッキー・ザ・ファイナル』の公開が話題の、『ロッキー』シリーズ第一作。『ロッキー・ザ・ファイナル』は第6作にあたりますが、個人的には『ロッキー2』までで一度完結したと思っています。『ロッキー3』以降はワンパターンのアクション作品になってしまっているので、正直言って見る価値はほとんどありません・・・しかし、『ロッキー』と『ロッキー2』を見ていない人は、ぜひこの機会に見ていただきたいと思います!
※この2作品は4/28までGyaoで無料で見ることができます。また、テレビ朝日でも放映予定(ロッキーは4/15(日)26:10〜、ロッキー2は4/20(金)27:00〜)です。

 シルベスター・スタローンのマッチョなイメージからか、『ロッキー』も単なる「スポコンのアクションもの」というイメージを持ち、敬遠している人も多いと思います。実際は第49回アカデミー賞作品賞/監督賞/編集賞受賞をはじめ、第34回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞、第42回ニューヨーク批評家協会賞助演女優賞、第2回ロサンゼルス批評家協会賞作品賞など数多くの賞をとっただけでなく、後の映画人に多大な影響を与えた映画史に残る傑作なのです。無名の俳優だったスタローンはわずか3日でこの脚本を書き上げ、この映画の大ヒットによりロッキーを地で行く「アメリカンドリーム」を実現しました。

 脚本がよく出来ているのですが、その配役も絶妙。内気なエイドリアン役のタリア・シャイアやエイドリアンの兄ポーリー役のバート・ヤングらが地味ながら印象に残る熱演を見せてくれています。試合前夜、「勝てるはずがない。でも、もし最後まで立っていられたらただのチンピラでないことが証明できる」とエイドリアンに話すロッキー。そして試合後、結果などどうでもいいかのようにエイドリアンの名を叫ぶロッキーと、人ごみをかき分け、必死でロッキーの元に駆け寄ろうとするエイドリアン・・・ドラマティックな音楽をバックにしたこのラストシーンは何度見ても鳥肌が立ちます。

 主役は美男美女というわけでもなく、この映画には華やかな場面があるわけでもありません。でも、貧乏ながらもつつましく生き、夢をつかもうと必死に努力する若い二人の姿に心打たれます。今でこそ感動的なスポーツドラマは数多く作られていますが、その先駆けとなった作品であり、今でもその頂点に位置する1本であることは間違いありません。深い人物描写と劇的な演出が心に残る感動作です。

評価(5つが最高):★★★★☆

ロッキー (新生アルティメット・エディション)
ロッキー (新生アルティメット・エディション)

author:りゅう, category:映画, 00:00
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